バンダナ刑事という男


普通にスーツ姿で道場に出勤。あたかもうちが優良企業のように錯覚する。雑談しているチーム・ランペイジに『グッド モーニング。』と…みなスルー。(全米が涙した真実の物語)それにめげないバンダナは色紙、Tシャツ、サインペンを用意。『サインをもらうなら今のうち。』平成の用意周到男がサインをねだる。気さくに答えるランペイジ。嬉しい限りだ。

カバンから何かを出そうとするバンデカ。そこからはスターウォーズのライトセーバーを模した箸。それを豪快に振る舞うバンデカ。流石だ。思った以上に喜ぶ皆。心は掴んだようだ。ご満悦の男、バンダナ刑事。『仕事は終わった。思い残すことはない。』僕が撮る写真はバンダナばかりだ。

一仕事が終えたバンダナ、『さて。』と動き出す。そうか、彼もサラリーマン、そろそろ帰るのかな。いい仕事をしたね。グッジョブ!と言おうとした瞬間、私は目を疑った。カバンからジャージーとランペイジTシャツをだしその場で着替えだした。『スーツだと動きづらいからね。』一緒に練習するわけでもないのに…あの時の笑顔は一生忘れられないだろう。

着替えたバンデカ、何故か僕ばかりを見ている。練習見なさいよ、と突っ込むと『会長にはお尻を向けられない。』と言ってお尻を向け練習を見る。いったいなんだ?そこでGGが道場の前に車を停めている。GGを見てバンデカは『彼は仕事をしてんのか?』…私は絶句した。いったい何を言っているんだ?バンデカに問うた。すると驚くべき言葉が返ってきた。『私は勤務中、パトロール中です。』見上げたものだ。

今もこうしてGG、アニキ、バンデカとチーム・ランペイジをみて日本の在り方を語ったいる。



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