プレッシャーと自覚

朝、僕のタブレット(携帯みたいなやつ?)のカラータイマーが光っていました。これは誰かからメールが来た自己主張です。『おやおや、どなたからのラブメッセージかね?ふふふ。』と開いてみると、がっかりしたことに昨日激闘を繰り広げた(そうでもないかもしれない)ダルからのモノでした。内容は『不安と緊張で辛かった。』というものでした。ここにさらけ出しても良いのですが、それだけメンタルの弱いダルの事ですから、アノ内容をここに出してしまうとさらに痩せてしまい、今度は65㎏級に行ってしまいそうなのでやめておきます。

でも少しだけ…
やはり稲妻の存在は大きかったようです。違う道場から来て、とっととプロになり、デビュー勝利には嬉しさのあまりに会長(ひでみよ)に抱き着いた。それをダルはやると決めていたのでしたが、稲妻に先を越されてしまったのに嫉妬をしていたようです。だからダルはどんな勝ち方でも良い、僕に勝利をプレゼントし僕に抱きつきたかったようです。勝ち名乗りを受けた瞬間キョトンとしていましたが、勝ったと分かった瞬間自分のポストに駆けつけました。そしてその時の写真がコレ↓

早速ダルと稲妻が抱き合っています。いや、嫉妬ではないですよ!笑。ダルってこういうところが可愛くもあり、抜けているところのです。

そういった自分に課したプレッシャーとの戦いでもあったのでしょう。嬉しいではありませんか。きれいごとになりますが、正直勝ち負けはそんなに重要ではないのです。その選手がどれだけ自分に向き合い、頑張ってきたか?の勝負だと思っているからです。頑張っていようが、頑張らまいが負ける事はある。ただ、その勝負にどれだけ納得できるか?どれだけ自分に嘘をつかなかったか?だと思うのです。だから今回は本当に頑張った、よく諦めなかった、最後もだ戦い抜いた!と僕の中では◎です。

試合が終わり、バックヤードで大会スタッフの前でグローブを外すのですが(グローブに何か仕込んでいないかの確認)そこで僕を見つけた途端泣き出し抱き着いてきました。試合直後で鼻が折れて血だらけの姿で、です。感動のハグをする予定だったのでしょうが、あまりにもグチャグチャだったので先手を打ち、タオルで顔を拭いてやりATAMAを撫でてやりました。それでも抱きついて来たので結局血まみれ、汗まみれになってしまいました。そのぐちゃぐちゃの中には、嬉しさと安堵の涙も混ざっていたのでしょう。それより鼻血の方が多かったと思いますが…笑



人柄もありますが、頑張っている姿を皆は見ています。だからこそ50名ものの大応援団になったかと思います。中には道場を事情によりやめた元生徒もいます。そんな生徒からも連絡が来て『応援に行きます。』と言ってチケットを買ってくれました。

ここ3か月。本当に頑張ったと思います。しかしこれが始まりであり、続けることがプロとしての自覚だと思うのです。

長くなりましたが、こうやって人を感動させるのが『プロ』なんだな・・・と、改めて思ったのでございます。ダルはまだまだ試合で魅せれるタイプではございません。しかし、行動で人に認めさせたってのは本当の所だと思います。


最後に、忙しい中、練習、プライベート、試合まで気にかけてくれる内村特殊法務事務所代表の内村さん、普段は焼肉を焼いて、道場では僕が手を焼く存在稲妻、キックのプロを目指すゆーま、セコンド&サポートありがとうございます。また、ダルの何の影響力もないファイトパンツに協賛してくださいましたトライデント フィット代表の金子さん、ヤワラックス代表のゆーま母さん、郡財閥のコーリンありがとうございます。ムソウギア(パンツを作ってくださいました会社)に無理言いまして短期間で作ってもらいましたが、本当に良いパンツが出来ました。そして応援に駆け付けてくださいました皆様、本当にありがとうございます。




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