新シリーズが始まりましたね。何なんでしょう?


シュンスケの逆アルバトロス殺法
~シュンスケ VS バンダナ刑事(バンダナ刑事7)

俺らの星「ヤツ」の敗戦の翌日、道場は静まりかえっていた。

ミケール先生にいたっては、敗戦の報を聞いてダウンしてしまった。

その中でどんよりした雰囲気を気にせず、ひとり気を吐く男「シュンスケ」。
「新しい技を作って名前をつけたいんすよね」と、桜庭のような事を平気での賜っている。

バンダナ刑事は思った「今日こそはシュンスケに"あのセリフ"を言わなくてはなるまい。」毎週のスパーでシュンスケから受けている三角。お陰で右腕の肩関節の周りの筋がおかしくなっている。このままシュンスケの思い通りにさせていたら、腕が何本あっても足りないのだ。

「おい、シュンスケよ。よおーく聞け。『俺はシュンスケの"噛ませ犬"じゃねえ』」

・・・・き・・キマった。完全に宣戦布告だ。あの長州力が藤波辰巳優遇の新日に突きつけた名セリフ「俺は藤波の"噛ませ犬"じゃねえ」を頂いて言ってやったのだ。この反乱によって維新軍が作られていったのだ

「バンダナさん、そんなに腕痛いんすかあ??ところで"噛ませ犬"って何なんすかあ??」

き・・効いてない!
「シュンスケよ。お前まさか藤波辰巳を知らないのか?」
「じぶん、サッカーなら詳しいんすけど」
ま・・・負けた。完全に負けた。
バンダナ刑事はその場で崩れ落ちた。

会長はそんなやり取りを見ておらず、こう言った「シュンスケよお、今度近くにできた"キラーカーン"の飲み屋に今度行こうぜい」
「いいっすねえ、きらあかん。ところで"きらあかん"ってなんすかあ?」

バンダナ刑事は再び崩れ落ちた。
完全に負けた。
もはやこの男にモンゴリアンチョップもアルバトロス殺法もアンドレ・ザ・ジャイアントも通用しないのである。

~つづく~

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