選手とセコンド、そして私

年内はHIDE'S所属選手の試合は終了しました。皆さんお疲れ様でした。勝って喜んだ選手、負けて悔しい思いをした選手、勝っても反省しきりの選手・・・様々でしょうが、僕からしたらリング、マットに上がるために努力した皆さんは皆勝者であると思います。尊敬します。僕は牙の抜けたチワワです。戦う事を選んだ皆さんはそれだけで尊い経験をしたのです。唯一無二の。

ここで選手、セコンドについて書きたいと思います。

選手は試合の期日までに僕の承諾を得て申し込みをします。期日はきっちりと守ってください。計量前日に体重、体調の状態をお知らせください。やはりそこが一番心配なのです。計量が終わればその旨を教えてください。そして試合のまでの内容を私に教えていただければ、セコンド、サポーターの準備をします。何時に道場に集合、アップ、会場入りの算段・・・その他諸々を決めセコンドに指示します。私は選手をその日最高の状態で試合をさせる義務があります。場合によっては棄権させたり、試合中にタオルを投げる権利を持ちます。結果より選手の身体を第一に考えます。

セコンドの役目も同じ、選手の身体を第一に考えます。次にコンディションを考えてください。アップ不足はやはり試合にひびきます。選手と一番練習をした人をセコンドとして僕が指名しています。そこはやはり信頼関係がある方が良いでしょう。次に経験がある人を指名します。セコンドに重要なのは『選手、レフリーの代わりに負けを認める』気持ち、見極めだと思います。選手は試合を全うしたい。最後までリングにいたいハズです。『タオルを投げる覚悟』が必要なのです。これはとても重要な所です。最初にも言いました、選手の身体が一番なのです。重傷を負ってから選手に戻るのは時間がかかったり、更には選手に戻れないってこともあり得ます。

基本私がセコンドに付かなくてもそばにはいるようにしています。そこで指示を出したりします。全ての選手についてあげたいと常に思っていますが、試合がダブルブッキングしたり、仕事で行けないって事もあり得ます。なので 選手同士、生徒同士で練習中常にセコンドの真似事をしてほしいと思っています。スパー中に声を掛け合ったり、タイムを教えたり・・・そんな事からでいいと思います。分からなかったら僕の言葉、先輩(内村さんや小倉さん、今はなき稲妻、ダル・・・)のいう事を復唱するだけでも良いのです。

選手は全て周りがやってくれると思わないでください。自分が会場に行けば誰かがいてアップに付き合ってくれる、世話をしてくれるなんて思ったら私は一切面倒を見ません。こんなこと自体書くべきではないのですが、出来ない選手が少なからずいるので書きましたとさ。

新春はいよいよ内村さんとアニキのレスリングデビューと、カールさんの初の連覇がかかるフレッシュマンズ レスリング大会です。1月11日、オリンピックセンターで開催されます。応援よろしくお願いします。




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