ナカセン試合結果


皆さんご存知の通り2R判定負けでした。2R開始早々相手の偶然のバッティングによりナカセンの左瞼が切れました。深かったようで血が止まりません。有効打でのカットではなく、偶然のバッティングということで、そこまでの判定となりました。1Rは思うように攻めれず相手の術中にはまってしまった感じでした。なので0-3の判定負けでした。

ナカセンはジャッジを聞く間リングの上で必死に涙をこらえていました。悔しさを押さえ相手選手、相手のセコンドにきっちり挨拶をしに行きました。そしてリングを下りた瞬間涙が溢れてきました。控え室に入るなり僕に抱きつき僕の胸で大泣きしました。『スミマセン、スミマセン…。』 それだけ賭けていたのでしょう。
『オレがキックを引っ張るんだ。』って気迫、気概を持って道場で練習をしてきました。なんとしても勝たせてあげたかった。今回はそれが出来なかった。次こそは嬉し涙を流してもらいたい…。

只言えるのは、相手選手も色々な気持で試合に挑んでいると言うことです。勿論強かったという事ですが、強くなったなりの裏づけがあるのです。NOWAY選手はナカセンより『勝つ』という気持が強かったのだと思います。気持が強ければ強いほど練習の取り組みも違ってきます。気持が強かった、それだけ勝つための練習をしてきたんだと思います。

試合が終わり一段落着いたとこでNOWAY選手が挨拶に来てくれました。とても好青年で礼儀正しい方でした。『是非出稽古に行かせてください。』と言ってくれました。気持の良い選手は好感持てますね。他の試合で見事KO勝ちしたのにも拘らず、意識を失っている相手にまたがり、相手選手の顔そばマットをパウンドし雄たけびを上げている選手がいました。まったく呆れたものでした。うちの選手にはありえない行為でした。セコンド、関係者はまったく意に介さず…気分の悪い終わりでした。ナカセンの戦った選手は全てと言っていいほどナカセンと仲良くなっています。出稽古に来てナカセンに稽古をつけてくれているナカジーもそうです。これもナカセンの特技なのでしょう。只強ければいい、ってだけじゃ駄目なのです。(僕の考えでは)やはりスポーツ、勝てば良いって事ではないのです。気持の良い選手であるナカセンは負けても格好いいのでした。


■公式サイト:http://www.hidemiyoshi.jp
■Blog in English:http://hidemiyoshi.blog135.fc2.com
■facebook:http://www.facebook.com/
■twitter:http://twitter.com/

コメント

このブログの人気の投稿

ブログ引っ越ししました。

花井岳文という男

スパーの決まり事