怯え



今日は定期検診。皆さんご存知かと思いますが僕は大病持ちだったのです。副鼻腔というほっぺたの中の空洞に腫瘍が出来てしまう病気を持っています。幸い良性腫瘍なので取ってしまえばいいのですがまた再発する恐れもある意外と恐ろしい病気なのです。どんな手術か…簡単に言いますと、唇と歯茎の間を切り裂いてほっぺの骨に穴をあけてグリグリ腫瘍を取るのです。嗚呼、もう思い出したくもない…。

そんな手術を2度ほどやっています。もう二度とごめんですね。それの定期検診が今日だったのです。毎回土砂降りの中、電信柱のそばで怯え泣いている子犬のような心境です。僕の番号がモニターに出てきます。『ああ、来たよ…。』これは毎回不安しかないのです。

椅子に座り『先生、毎度ごひいきに。』とおべっチャラを使い優しい診療を懇願するのです。しかし先生は笑顔で鼻の中にカメラを挿入します。これが何とも言えない感覚なのです。『うーん。』とだいたい言われます。そこからの時間が長い。DIOが時を止めたのかと思うくらいっ!『綺麗だね、うん、大丈夫。』おお、神よ、われに勝利を給われました…と心の中で十字を切るのです。いや、仏様、ご先祖様に手を合わせてました。『もうしばらく来なくていいね。半年後にしよう。』この言葉を聞くために僕は生まれてきたのではないかと。本当に嬉しいのです。今日は気分がE。こんな事も書けちゃいます。『馬鹿な奴だ。』と笑ってくれてもなんとも思いません。ありがとう、先生。

写真の門脇教祖はキックのクラスにも出てくれます。というより、ひたすら立ってイメトレ、否、悟りを開いておられます。そのうち苔が生えてくるでしょう。そしてツバメが停まり巣を作る…。雛がかえりまた巣立っていく。それを見るのが楽しみです。


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